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妊娠期のお母さんの歯科治療

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妊娠期のお母さんの歯科治療dental treatment pregnancy

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2019年1月31日掲載 / 2020年1月6日更新

妊娠中の口腔環境の変化に伴うトラブル


妊婦の歯科治療
妊娠期では女性ホルモンの分泌が普段よりも増加します。

それが原因で歯茎や歯肉などの口腔組織が腫れやすくなります。

また、唾液の量も減少しますので口腔内の自浄作用が下がります。

さらに、つわりによる食生活の変化や偏食、嘔吐などによって口腔環境は悪化しやすくなります。

結果として
妊娠期になると虫歯になったり歯周病が悪化したりといった問題が生じやすいのです。


目次
  妊娠中に口腔内で起きやすい症状
  妊娠期の歯科治療時の注意点
  歯科治療時の局所麻酔薬
  妊娠中の投薬
  妊娠中の子供のための食生活


妊娠中に口腔内で起きやすい症状

妊娠中は前述のように口腔環境は悪化しがちです。

また、口腔内には女性ホルモンを栄養とする歯周病細菌(とても迷惑!)がいるため、それらが
ホルモン量の増加に伴って歯茎や歯肉の炎症を引き起こします

具体的には歯茎が腫れたり、出血したり、痛んだりといった症状が出現しやすくなります。


妊娠期の歯科治療を受けるときの注意点

妊娠期の歯科治療は生まれてくる赤ちゃんのことを考えて、妊娠安定期(16週〜27週)にしましょう。

初期(0週〜15週)や後期(28週〜)においては積極的な治療は避けて、出来る限り応急処置でとどめるようにしましょう。

なお、歯科レントゲン写真の赤ちゃんへの影響はほとんどないといっていいでしょう。

歯科治療でよく行う麻酔については通常量であれば問題ないです。

しかし、「フェリプレシン」という麻酔薬については子宮収縮作用や分娩促進作用があるため、妊娠後期では禁忌となります。

当然、歯科医師もフェリプレシンが妊婦に禁忌であることは理解していますので安全だと思いますが、念のために担当医に妊娠していることをしっかり伝えることは大切です。

歯科治療時の局所麻酔薬

歯科治療時に使用されている局所麻酔薬は無痛分娩にも用いられており妊娠全周期においてほとんどの場合使用可能です。

2%塩酸リドカインは通常の使用量であれば催奇形性が認められたものはなく胎児への影響はほとんどないです。

局所麻酔薬に使用される注射針は細くて鋭いので、注射時に感じる痛みは強くなくストレスもほとんどありません。


妊娠中の投薬

妊婦に対する投薬の胎児への影響は、投与された薬剤や時期によって異なります。

抗菌薬の投与において問題になるのは薬剤による催奇形性や胎児毒性などです。

服用時期において妊娠3週までは無影響期で、着床できずに流産してしまうか完全に修復されて異常は生 じないと考えられています。

4〜7週は催奇形性を生じやすく最もリスクが高い
絶対過敏期です。

8〜11週は相対過敏期、12〜15週は比較過敏期、16〜17週は潜在過敏期であり薬によっては胎児に悪影響を及ぼすことがあります。

薬剤投与において妊婦に対して安全であることが証明されたものはなく、そのため証明された危険のないものを選択します。

よって、抗菌薬としては危険の少ないとされるペニシリン系やセフェム系抗菌薬を使用します。

また、解熱鎮痛薬としてはアセトアミノフェンが第一選択となります。

しかし、胎児の臓器・器官が発生・分化する時期である15週までは催奇形性などの影響があるため、使用はできるかぎり控えましょう。

それ以降は治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合に必要最小限の投与を行います。


妊娠中の子供のことを考えた食生活

子供の歯(乳歯と永久歯も含む)は胎児の時に作られます。

そのため、
妊娠中にカルシウムやリン、タンパク質、ビタミンを意識的に取っておけば、生まれてくる子供の歯は強くなります

少し気が早すぎるようではありますが、子供の為に出来ることは何でもやっておきましょう!


この記事のまとめ
妊娠中はホルモン量の増加に伴って歯茎や歯肉の炎症が起きやすいので、普段よりも丁寧な歯磨きが大切!!
また、妊娠期の歯科治療は生まれてくる赤ちゃんのことを考えて、妊娠安定期(16週〜27週)にしましょう。
初期(0週〜15週)や後期(28週〜)においては積極的な治療は避けて、出来る限り応急処置でとどめるようにしましょう。



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