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オーラルケア(歯磨き)と歯周病

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2019年4月25日 掲載 / 2022年4月20日 更新



オーラルケアと歯周病

歯周病の原因には、
歯垢(歯についた汚れ)や歯石、喫煙など様々あります。
その中でも、
毎日口腔内の歯垢をしっかり取り除くことが
歯周病予防の基本となります。
しかし、
厚生労働省が実施した歯科疾患実態調査によると、
毎日歯を磨く人は96%と高いわりに、
歯周病になっている人は75%と結果が出ています。
つまり、
毎日の歯磨きだけでは
歯垢を完全に取り除くことが出来ないため、
歯周病になってしまう
と考えられます。

それでは、
どうすれば歯垢をより効率良く取り除くことが
出来るのでしょうか。
まずは、
歯にこびりついた歯垢を歯ブラシで
丁寧に時間を掛けて除去しましょう。
そして、
歯ブラシの毛先では届きにくい
歯と歯の間に詰まった歯垢を
歯間ブラシやデンタルフロスを用いて除去しましょう
(普段、歯間ブラシやデンタルフロスを使っていない方は、
その時点で歯垢の取り残しがある可能性がかなり高いです)。
 もし歯間ブラシやフロスの使い方が
わからないという方は、
一度近くにある歯科医院に行って、
歯科衛生士から指導を受けましょう。
実際に、

歯ブラシの使用に加えて
歯間ブラシやフロスを使用した方が、
歯周病予防に効果的
であるという
様々なデータが出ていますので、
積極的に日々のオーラルケアに取り入れましょう!!



・普段の歯磨きでは歯垢を完全に除去出来ない
⇒歯ブラシだけなく歯間ブラシやデンタルフロスを使いましょう



オーラルケア
歯間ブラシやデンタルフロスはとても重要な働きをします



目次
  歯垢(プラーク)中の細菌数
  口腔内細菌の種類
  一日に歯磨きをする回数
  歯磨きにかける時間



歯垢(プラーク)中の細菌数

プラーク中の細菌
人の体は100兆個の細胞からできています。
そして、それと同じくらいの数の微生物もいます。
体の皮膚表面には、
1平方センチメートル当たり約1,000個の細菌がいます。
そして、
大腸の便の中には1グラム当たり1,000億個の細菌がいます。

それでは、口の中はどうでしょうか。
歯についた汚れ(プラーク、歯垢)の中には、
なんと1グラム当たり1,000億個の細菌が住んでいて、
これは皮膚よりもはるかに多く
大腸の便の中にいるものに匹敵します。

つまり、
口の中は体の中でも細菌が多い場所になるのです。

細菌は栄養を与えられると増殖していきます。
口の中の細菌にとっての栄養とは『食べ物』です。
食後に歯を磨くことなくほったらかしにしていると、
細菌はどんどん増えていきます。
しっかり歯を磨いて口腔内を綺麗に保てば、
逆に細菌はそこまで増えません。
つまり、オーラルケア(歯磨き)は
健康にとって大切な役目を担っているのです。

具体的には、
間食を控えて食後は丁寧に歯磨きをして
食べかすを取り除くなどの努力が必要となります。



・口腔内は体の中でも細菌数が多い場所



口腔内細菌の種類

Streptococcus salivarius
:舌表面の最優勢菌種

Streptococcus mitis
:頬粘膜および歯牙表面

Streptococcus sanguinis
:歯牙表面に生息する口腔レンサ球菌で
齲蝕病原性はないとされています。

Streptococcus mitior
:口腔レンサ球菌で齲蝕病原性はないとされています。

Streptococcus mutans
:歯牙表面に主に生息するが検出頻度は低いです。
しかし、齲蝕病巣からは確実に分離されます。
菌体外グルカンや乳酸の産生、
酸性条件下での増殖能などから齲蝕の原因菌とされています。

Porphyromonas gingivalis
:グラム陰性の嫌気性細菌で、歯肉溝に生息し、
歯周病の原因菌として注目されています。

Bacterionema matruchotii
:歯垢に生息する線維状または多形態性のグラム陽性桿菌です。

Propionbacterium acnes
:嫌気性無芽胞グラム陽性菌で、
糖を発酵してプロピオン酸と酢酸を産生します。
主に皮膚と腸管に生息しています。



口腔内細菌



一日に歯磨きをする回数

歯磨き
歯磨きは、一日に何回すれば良いのでしょうか?
食事をすると、歯の表面に糖分が行きわたり、
そこに住む細菌の活動が盛んになって酸を作ります。
この細菌の活動は、食事後もしばらく続きます。
つまり、
この間ずっと歯は細菌からの攻撃を受けるわけです。
だから、

食後の細菌が活発になる時間を
どれだけ短くできるかが、
歯の健康にとって大切
になります。

要するに、
一日に「毎食後三回歯を磨く」のが理想です。
 
また、
人の唾液には抗菌作用といって
細菌を退治する作用があるのですが、
この唾液の出る量は就寝時に少なくなってしまいます。
だから、就寝中は細菌の活動が活発になります。
寝る前にもう一度しっかり歯を磨いておきましょう。



・時間に余裕があれば毎食後に歯磨きしましょう



歯磨きにかける時間

一つの歯にたいして、
歯ブラシで10回以上磨き残しのないように
しっかりと歯磨きをすると
最低でも3分以上はかかります。
さらに、
歯ブラシ後に歯間ブラシやデンタルフロスで
歯と歯の間の歯垢をとると、
もっと時間がかかります。

何分磨くのが良いという目安はありませんが、
一つ一つの歯を丁寧に磨くと
自然と時間がかかります。
また、
どの歯もいろいろな形をしているので、
その歯の形に合った歯磨きをする必要があります。
なかなか歯磨きに時間をかける人は少ないですが、
歯の健康を考えれば、
できるだけ長く時間をとるようにしましょう!!



・歯磨きは短くても 3 分以上



この記事のまとめ
より効果的なオーラルケアには、
歯間ブラシやデンタルフロスを使った
歯と歯の間の歯垢除去が必須。
また、歯垢除去のタイミングは
細菌の活動性を考えて毎食後が理想。



歯磨き粉に含まれる有効成分

歯磨き粉の有効成分

歯磨き粉の有効成分

歯磨き粉の有効成分には、
歯の結晶成分の補給をしたり、
歯茎の炎症や知覚過敏を改善したり、
ステインを除去しやすくしたり
など、
様々な効果を持ったものがあります。
続きはこちらから。



歯磨き粉の基本成分について

歯磨き粉の基本成分

歯磨き粉に含まれる基本的な成分

歯磨き粉に含まれている基本成分には、
発泡剤、防腐剤、研磨剤、
香味剤、保湿剤、結合剤
などがあります。
毎日使うものだからこそ、
私たちの健康にも大きな関わりがあります。
続きはこちらから。



歯磨き粉の薬用成分について

歯磨き粉の薬用成分

歯磨き粉に含まれる薬用成分

歯磨き粉に含まれている薬用成分には
フッ化ナトリウム、サリチル酸メチル、
トラネキサム酸、デキストラナーゼ、
イソプロピルメチルフェノール
などがあります。

虫歯の予防や進行を止めたり、
歯肉や歯茎に生じた炎症を抑えたり、
歯に汚れが付きにくくしたり等、
歯の健康を守るために様々な働きを担っているのです。
続きはこちらから。



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