2019年10月15日掲載 / 2021年1月17日更新
目次
歯磨き粉っていつまで使えるの?
未開封なら、3年以内は使用可能です
開封したら1年以内に使い切って下さい
開封後の正しい保管方法
災害に備える場合の保管法
使用期限が過ぎてしまった時の使い道
正しく安全に歯磨き粉を使用しましょう
歯磨き粉っていつまで使えるの?
古い歯磨き粉が戸棚などから出てきて、
使えるか使えないかを判断できない経験をした人も多いと思います。
パッケージには使用期限の表示がない場合も多いですし、
期限があることすら分からないケースもあります。
なるべく早めの使用を推奨する表示がある商品もありますが、
いつまで使えるのか分かりにくいです。
未開封なら、3年以内は使用可能です
日本では医薬品医療機器等法で、
製造から3年間経過していても、未開封のまま保管している状態で有効性が変化せず安全と認められる商品には使用期限の表示はなくても良いとされています。
しかし、品質が3年以内に劣化する商品には使用期限が表示されなくてはなりません。
つまり、歯磨き粉で使用期限が確認できるものは期限を守って使い切り、
表示がない商品の場合は未開封で保管してあれば3年以内は使用可能と言えます。
3年間は使えると言っても、
いつ購入したのかがよく分からない場合は、
パッケージに表示されている製造年月日を必ず確認してください。
その上で、中身の状態を見てから長期間保管していた商品は使うようにしましょう。
製造年月日は多くの商品でチューブに記載されていますから、
ボックスを処分したものでも確認できます。
・未開封なら3年以内は使用可能です
開封したら1年以内に使い切って下さい
一度開封したまま長期間放置していた商品が出てきた場合には、
1年以内に使い切るのが理想です。
購入日よりも商品を開封した時期に注意するべきなのは、
一度開封した商品は保存状態によって品質の劣化が見られる可能性があるからと言えます。
口の中に入れて使用するものですから、衛生的でなければ使えないでしょう。
場合によっては、
チューブの口や歯磨き粉が付着したパッケージにカビが繁殖する場合もあります。
カビが見られる部分だけ捨てて残りを使うのは健康に影響が出る可能性もあるので避けてください。
・一度開封したら使用期限は1年以内です
開封後の正しい保管方法
一度空気に触れることで、
水分が蒸発してしまい中身が硬くなるだけではなく、
フレーバーが薄れるなど使用感も良くなくなります。
常温で保管していれば品質低下はあまり見られない商品とされていても、
不適切な保管方法を避けなければ安全に使用するのが難しくなるため注意が必要です。
例えば、窓辺などで直射日光が当たる場所では寒暖差が激しいため保管には不向きとされています。
成分や効能が変化する可能性が高いため日光の影響を受けない場所に置いておくのが正しいです。
ヒーターやクーラーの風が当たるような、
極端に温度が高い場所や低い場所も保管には適しません。
長期保存するなら、常温を維持できる引き出しなどにしまっておくのが適していると言えます。
適した保存方法は、開封していない商品であっても、開封済みであっても同じです。
ただし、一度開封した商品はフタを完全に閉めた状態かを確認するようにしましょう。
旅行などに持って行って長い間忘れていた商品があれば、
いつ開封したかを確認してから使用するようにしてください。
歯磨きセットの場合であれば、
歯磨き粉が使用できない状態であれば新しいアイテムへ交換すると無駄が少なくなるでしょう。
フタを開けてからしばらく使用しないと考えられる歯磨き粉には、パッケージに開封年月日を自分で書いておくと使用できるかが判断しやすくなります。
また、封が開けられていないものでも、
1年以内にフタを開けたものでも、
本来ないはずの臭いが感じられたり、
色が変化していたりしたら使わずに処分するのが安全です。
災害に備える場合の保管法
災害や緊急時に使いたい場合でも、
必ず中身の状態を見て安全性を確かめてから使用します。
災害用に保管したい場合は、絶対に開封しない状態で備えるのが大切です。
製造年月日から3年以内に使えば品質低下は起きにくいので、
定期的に交換しながら保管すると良いでしょう。
3年以内に交換を続けるのが面倒な人は、
5年間の長期保存を可能にした液体ハミガキを利用する方法もあります。
・災害時用に歯磨き粉を保管する場合は、必ず未開封のものを準備しておきましょう!!
使用期限が過ぎてしまった時の使い道
使用期限が過ぎたものや、
劣化が見られる商品を処分するのがもったいないと感じるのであれば、
歯磨きには使わず掃除をする際に使用する方法もあります。
成分に研磨剤が含まれている商品であれば、頑固な汚れを取り除くのに便利です。
浴室やキッチンコンロなどの掃除をするのに使用する人も多いと言われます。
冷蔵庫の掃除に使えばいやな臭いを消す効果も得られますが、
衛生的ではないためカビの生えた商品は使わないようにしましょう。
・歯磨き粉の研磨剤は頑固な汚れを落とすのに便利
正しく安全に歯磨き粉を使用しましょう
歯磨きは、虫歯や歯周病などの病気予防や口腔の衛生環境を整えるだけでなく、全身の健康にも関わる大切な行為です。
ハブラシの必需品となる歯磨き粉は、
歯の表面に付着したプラークを除去し、
初期虫歯を修復する効果があると言われるフッ素の働きで再石灰化を促進します。
更に、歯の着色汚れや口臭を予防する役割があるものです。
しかし、適切に使える状態でなければ、
口腔内を清潔に保つことも、疾患対策も上手にできません。
製造年月日から3年以内か、開封済みは1年以内を目安に使用期限を守って使うことで、効能を最大限に引き出せると言えます。
この記事のまとめ
歯磨き粉を開封したら1年以内に使い切って下さい。
もし未開封の状態であれば、3年以内なら使用上問題ありません。
歯磨き粉の有効成分
歯磨き粉の有効成分には、歯の結晶成分の補給をしたり、歯茎の炎症や知覚過敏を改善したり、ステインを除去しやすくしたりなど、様々な効果を持ったものがあります。
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歯磨き粉に含まれる基本的な成分
歯磨き粉に含まれている基本成分には、発泡剤、防腐剤、研磨剤、香味剤、保湿剤、結合剤などがあります。
毎日使うものだからこそ、私たちの健康にも大きな関わりがあります。
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歯磨き粉に含まれる薬用成分
歯磨き粉に含まれている薬用成分にはフッ化ナトリウム、サリチル酸メチル、トラネキサム酸、デキストラナーゼ、イソプロピルメチルフェノールなどがあります。
虫歯の予防や進行を止めたり、歯肉や歯茎に生じた炎症を抑えたり、歯に汚れが付きにくくしたり等、歯の健康を守るために様々な働きを担っているのです。
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