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歯磨き粉の研磨剤【歯垢や歯の着色汚れを落とす】

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歯磨き粉の研磨剤toothpaste abrasive

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2019年10月18日掲載 / 2022年5月1日更新



歯磨き粉の研磨剤



目次
  研磨剤について
  研磨剤は歯の着色汚れを落とします
  研磨剤のメリット
  研磨剤のデメリット



研磨剤について

研磨剤
歯磨き粉にはさまざまな種類の成分が
配合されていますが、
その中の一つに研磨剤が挙げられます。
近年では歯磨きのCMなども多数放送されていますが、
そのような中でも
歯の着色汚れやすき間に入り込んだ汚れを
取り除いてくれるなど
様々な特徴を持った商品があることがわかります。
このようなたくさんの商品がありますが、
研磨剤は歯磨き粉の成分として
必ずしも必要なものであるわけではありません。



研磨剤は歯の着色汚れを落とします

間違えて認識している人も多いかもしれませんが、
研磨剤には虫歯を予防する力はありません
購入する際に期待することとして、
口臭予防や歯茎の引き締め、
歯の汚れを落とすなど様々な目的があることでしょう。
それぞれの目的に合わせて、
様々な成分が配合されていますが、
その中でも一番多い目的が
虫歯を予防したいというものです。
また歯の黄ばみを落としたいという理由から
配合されている商品を選ぶ人も多いことでしょう。

確かに研磨剤が入っていることによって、
歯の着色汚れを落としやすくなりますが、
この成分には虫歯を予防する力はない
のです。
歯科医師の中には、
成分が強力すぎて歯が削れやすくなってしまうので、
配合されていないものを使った方がよいと
考えている人も見られます。
また全く入っていない商品をおすすめする
歯科医師もいるほどです。

もしも虫歯を予防したいと考えているのであれば、
プラークの分解効果のある成分や
殺菌効果のある成分が配合されているものを
選んだほうがよいということです。

研磨剤が入っていない商品を選ぶと
しっかりと磨けないのではないかと
思う人もいるかもしれませんが、
たとえ配合されていなくても
すっきりとした磨き心地を得ることはできます。

しかし、ステイン対策に関しては、
成分が入っていなければ
着色汚れが取りにくくなるのは事実です。
そのため時々は配合されている歯磨き粉を使ったり、
歯医者でクリーニングをすることによって、
歯の黄ばみを落とすことができたり、
清潔さを保つことにつながるでしょう。
また歯のホワイトニングが期待できるジェルを
定期的に使うというのも一つの手段です。



・研磨剤は歯垢や着色汚れを落とすのに優れた効果を発揮します!!



研磨剤のメリット

研磨剤のメリット
研磨剤入りの歯磨き粉のメリットとしては、
ステインを落とす力が強いということが挙げられます。
しかし、落とす力が強すぎるため、
歯への負担が非常に大きくなってしまいます。
そのため毎日使うのは控え、
例えば週末だけにステイン対策として使用するなど、
使い方の工夫が求められます。
つまり、
しっかりとした使い分けが肝心であるということです。

洗顔料でも同じことが言えますが、
スクラブが配合されている洗顔料を
毎日使い続けてしまえば、
肌を傷めることにつながります。
これが歯でも同じことが言えるということです。

二つ目のメリットとしては、
ホワイトニング効果が期待できる
ということが挙げられます。
歯の着色汚れを気にする人は多く、
特にコーヒーやたばこなどを
毎日飲んだり吸ったりしている場合には、
切実な問題となるでしょう。

この成分入りのものを利用する場合には、
適量を心掛けることが重要です。
歯への刺激が強いものの、
詰め物や差し歯に対するステインにも高い効果を発揮し、
特に傷がつくというわけでもありません。
使い分けることによって、
大きなメリットが得られるということになります。

成分表を見たときに、
炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、無水ケイ酸

と書かれているものが該当します。
購入する場合には、
成分表をよく確認するようにしましょう。



・研磨剤が配合されていることでホワイトニング効果も期待できます!!



研磨剤のデメリット

反対に研磨剤入りの歯磨き粉のデメリットして、
エナメル質を傷つけてしまう
ということが挙げられます。
歯科医師が配合されていない商品をすすめる理由として、
この点が挙げられます。

エナメル質の下には
神経につながる穴がたくさんある象牙質があります。
エナメル質を削りし過ぎてしまうと、
神経に刺激が伝わりやすくなってしまい、
知覚過敏などになる可能性が高まります。
一生懸命に歯を磨いたのに、
その結果として歯を痛めてしまえば
何の意味もなくなってしまいます。

二つ目のデメリットは、
歯周ポケットに入り込む可能性
があるということです。
歯を磨いた時に強い刺激となって、
歯茎に炎症を起こしてしまう原因にもなることでしょう。
近年では粒子の細かいものもありますが、
このような成分を使った場合には、
小さな粒子だからこそ、
歯周ポケットに入り込んでしまう可能性が高まります。
歯周病を患っているのであれば、
粒子の細かいものの使用は避けた方がよいでしょう。

また傷ついた箇所に汚れがつきやすくなってしまうことも、
デメリットとしてあげられます。
エナメル質の表面に細かい傷ができてしまいますが、
ここに汚れが詰まると、
さらに汚く見えてしまうという悪循環に陥ります。

このようにメリットもあれば
デメリットもあることがわかります。
幼い子供の乳歯は永久歯と比べると柔らかいため、
乳歯にとっては必要のない成分と言えます。
子供の歯磨き粉には不要であり、
定期的に歯医者に通うのが一番と言えるでしょう。



この記事のまとめ
歯磨き粉に含まれる研磨剤は、
歯に付いた歯垢や着色汚れを
落とす役割があります。
デメリットとして
健全な歯も傷つけてしまうことがあり、
使い方に工夫が必要です。



歯磨き粉に含まれる有効成分

歯磨き粉の有効成分

歯磨き粉の有効成分

歯磨き粉の有効成分には、
歯の結晶成分の補給をしたり、
歯茎の炎症や知覚過敏を改善したり、
ステインを除去しやすくしたり
など、
様々な効果を持ったものがあります。
続きはこちらから。



歯磨き粉の基本成分について

歯磨き粉の基本成分

歯磨き粉に含まれる基本的な成分

歯磨き粉に含まれている基本成分には、
発泡剤、防腐剤、研磨剤、
香味剤、保湿剤、結合剤
などがあります。
毎日使うものだからこそ、
私たちの健康にも大きな関わりがあります。
続きはこちらから。



歯磨き粉の薬用成分について

歯磨き粉の薬用成分

歯磨き粉に含まれる薬用成分

歯磨き粉に含まれている薬用成分には、
フッ化ナトリウム、サリチル酸メチル、
トラネキサム酸、デキストラナーゼ、
イソプロピルメチルフェノール
などがあります。

虫歯の予防や進行を止めたり、
歯肉や歯茎に生じた炎症を抑えたり、
歯に汚れが付きにくくしたり等、
歯の健康を守るために様々な働きを担っているのです。
続きはこちらから。



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