2019年9月7日掲載 / 2019年9月22日更新
目次
ケージ飼いと平飼い
平飼いとは
平飼いのメリット
贈り物としての需要が増加中
ケージ飼いと平飼い
日本人の食生活において、欠かすことのできないおいしい食材の一つに卵が挙げられます。
週に何日かあるスーパーの卵の安売りの日に合わせて、忘れずに買いに行くという人も多いことでしょう。
私たち日本人の身近な食材である卵ですが、実は養鶏方法については大きく二つに分かれます。
一つ目がケージ飼いとよばれる方法です。ケージとは鳥かごを意味している言葉ですが、鶏舎にケージを設置したうえで、養鶏を行う手法です。
現在の日本では、養鶏場の多くがこの方法を取り入れて育てています。
そしてもう一つの方法が平飼いとよばれる方法です。ケージ飼いとは方法も規模も全く異なる手段となっていますが、近年では消費者からも平飼い卵を求める人が多くなっています。
平飼いとは
平飼いとは名前の通りに、平らな土の上で放し飼いをした状態で飼育することを指しています。
鶏が本来持っている習性は放し飼いであり、この養鶏方法であれば鶏たちは太陽をしっかりと浴び、自由に地面を好きなところへ走りまわり、くちばしで地面をつつきながら餌をさがし、またときには砂を浴びたり、産みたいと思った時に卵を産むことができます。
夕方になり暗くなってくると、止まり木にのぼり眠るといったスタイルで、これらはすべて鶏が本来行うべき活動なのです。
平飼いのメリット
平飼い卵の黄身の色はそうでないものと比べて透明な黄色。写真ではややわかりにくいが、実際に卵を割って確認すれば一目瞭然。当然、味わいも素晴らしい。
このように育てるメリットとしては、まず第一に鶏にとってストレスが少なくて、健康でいられるということが挙げられます。
人間もそうですが、日々生活している環境が悪ければ、どんどんストレスがたまってしまうことでしょう。
平飼いで飼育されている鶏の場合には、元気いっぱいに駆け回ることができ、太陽の光をぐんぐん受けて育つことができるので、ケージ飼いと比べた場合には、かなりのストレスが軽減されます。
ストレスが少なく育った鶏は、健康を維持することができ、病気になりにくいとも言われています。これは人間にも同じようなことが言えるでしょう。
そして健康な鶏が産む卵は、人間の健康にもつながるというメリットがあります。
平飼いで飼育されている鶏は、ケージ飼いと比べた場合には、卵の生産効率が劣る部分があります。そのためコストパフォーマンスが悪く、値段が高くなってしまいます。
しかしストレスが少なく健康な鶏が産んだ卵は、良質なおいしさになる特徴があります。
鶏が食べるえさにもこだわりがあり、自然素材のものが与えられていることがほとんどです。自然素材にこだわったえさを与えることによって、鶏の健康はもちろんですが、卵を食べる人間の健康にもつながるということがわかります。
また平飼いがなされる環境は、多くの場合自然豊かな環境で、養鶏には最適であるといわれています。
多くの人が夏になると避暑地を訪れる傾向にありますが、このような場所で鶏は日々育っているのです。
一般的に鶏は人間とは異なり汗をかくことはできないので、体温調節ができません。そのため暑さに弱く、夏の暑い日などは特に、体力も衰えがちになってしまいます。
しかし平飼いが行われている環境は、日中は熱くなったとしても、夜には涼しい風が吹きます。これにより鶏の体力の回復も図ることができ、鶏にとって最適な環境といえるでしょう。
またこのような環境は、水や空気が非常にきれいです。空気もすんでいて、鶏が元気で健康に過ごすためにも非常にベストな環境といえるでしょう。
贈り物としての需要が増加中
近年では平飼い卵を求める人が増えてきていますが、有機栽培で育てられた有機食品を好む人も、非常にふえてきています。
以前までは卵というと、スーパーの特売品というイメージが強かったかもしれませんが、様々な食品偽装などといった問題が発生して以来、少しずつ安い卵ではなく、安全で品質の良い卵を求める人も増えるようになりました。
毎日大切な家族が口にするものだからこそ、安いものを食べるのではなく、確かな品質がわかっていて、安全なものを食べたいという流れに変わってきているということです。
また平飼い卵は、近年では贈り物としても非常に需要を伸ばしています。
お歳暮をはじめとした贈り物と聞くと、お酒やジュースなどの飲料や、お菓子などを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、近年では卵の贈り物が増加中です。
卵は毎日の食卓や献立にかかすことができず、特に冬になると卵の使用頻度は高くなります。
年末年始にはクリスマスやお正月が控え、イベントが重なる時期です。大人数で食べることができる鍋料理や、おもてなし料理を作る機会が増えるからと言えるでしょう。
おでんやすき焼きなどのなべ料理に使ったり、クリスマスケーキ作り、おせちのだて巻きなど使用頻度がアップする食材です。
このようなときに新鮮でおいしい卵を送られれば、非常に喜ばれることでしょう。このような贈り物にも、平飼い卵は選ばれてきています。
日頃あまり食べることのない美味しい平飼い卵を贈り物にするのもひとつの手段です。
この記事のまとめ
ご自身や家族の健康を考えて、安全で品質の高い卵が欲しいなら平飼い卵がオススメです。また、贈り物としても需要が高まっていくでしょう。
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有機食品は安全性が高い
有機食品は田畑で使う資材、加工食品に使われている添加物についても、可能なかぎり化学的なものは排除しています。
化学的なリスクは一般的な食品と比べた場合、極めて低いということです。
とはいえ化学物質が絶対に検出されないというものではありません。
あくまでも一般的な食品と比べた場合には、安全だということを忘れてはなりません。
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高価だが安全性が高くて美味しい
有機食品には、添加物が含まれていないので、添加物によって危険な目にあう可能性はかなり低いと言えるでしょう。
また遺伝子組み換え技術を全く使っていないこともメリットの一つです。
遺伝子組み換え技術によって、体に影響を及ぼしたり、自然環境に影響を与えたりと、様々な問題点が指摘されています。
そして同じように残留農薬によって健康を害する可能性も軽減されます。
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新鮮野菜のお試しセットを注文しました
これまでの人生経験から、あたりまえの話ではありますが、食べるものによって体調が大きく左右すると考えています。
そのため、通販で食材を購入する際は口コミサイトなどで情報を吟味するように心がけています。
そんな自分がとても満足したのは大地を守る会の宅配サービスです。有機食品が非常に美味しいという評判を知って、以前から興味を持っていたので思い切って注文してみたのです。
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