腎臓に負担をかけない腎臓病の食事レシピ

腎臓に負担をかけない腎臓病の食事レシピkidney disease recipe

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2019年8月26日掲載 / 2019年8月27日更新

腎臓病の食事レシピ
　

和食レシピ
　

洋食レシピ
　

夕食レシピ

腎臓病の食事レシピ

腎臓病と診断されて食事を見直す必要がある場合は、腎臓に負担を掛けにくい料理のレシピが参考になります。
病気の進行状況にもよりますが、塩分やカリウムなどのミネラルを始めとして、タンパク質の摂取量も考えることが大切です。
また、タンパク質を減らすと総摂取カロリー量が減るので、それを補うこともポイントです。
塩分制限の目的はむくみや高血圧で、心不全や肺水腫といったリスクを下げることができます。

和食レシピ

和食であれば、茶碗8分目の低タンパク質ご飯に、ダシを含めた味噌汁と、サラダや焼き魚を加えたメニューがバランスの良い例となります。
味噌汁はお椀1杯150～180cc程度に対して、味噌7gと市販のダシ適量にネギや小松菜などを加えて作ります。
具の定番の豆腐はタンパク質が多いので、入れるとしたら他のおかずのタンパク質を減らし、バランスを取る必要があるでしょう。
味噌はこれだけだと薄く感じますから、ダシで上手く工夫することが大切です。
焼き魚は生の切り身を30gほど、同量の大根おろしを添えると健康的で丁度良いです。
腎臓病の食事レシピでは、塩分とタンパク質を考える必要があるので、塩を振ったり醤油を掛ける焼き魚は難しく感じがちです。
しかし、生魚であれば味つけが調節できて、切り身にすることでタンパク質の摂取量が管理しやすいのでおすすめです。
勿論、醤油は沢山掛けると簡単に塩分過多になるので、少量でも満足できるように、少しずつ慣れるのが理想的です。
一方のサラダですが、レタスやキャベツはカリウムが多いですから、使う時は他の野菜と組み合わせて少なめにしたり、カリウムが少ない野菜に置き換える必要があります。
ブロッコリーは栄養豊富ですが、カリウムは比較的少なめなので、おひたしにして食べることをおすすめします。
量は30gが適量で、小鉢に収まるくらいが目安です。
ブロッコリーのおひたしであれば、栄養バランス的に他の野菜を加える必要がありませんから、調理が簡単に済みます。
調味料にはマヨネーズを組み合わせると、食べやすくなってカロリーを補うのにも役立ちます。
マヨネーズは脂質が中心ですから、少量でもエネルギー量が多く、タンパク質制限で不足しがちなカロリーを上手に補えます。
後は焼き海苔や果物を添えれば、朝食向けの健康的な腎臓病レシピとなります。

洋食レシピ

和食ではなく洋食の食事をしたいなら、パンを中心にメニューを組み立てることもできます。
パンもやはり低タンパク質のものがベストで、量的には食パン1枚とクロワッサンを1個程度です。
これにバターやジャムなど、少量であれば味つけをして食べても大丈夫です。
飲み物にはフルーツジュースなどを用意して、美味しくいただくのが良いでしょう。
糖尿病でない限り、タンパク質制限の不足分は他の栄養素で補うことが必要ですから、糖質中心のフルーツジュースもOKというわけです。
当然ながら、これだけではお腹が空いてしまいますが、具材を沢山入れたサラダを作って添えると丁度良くなります。
野菜はキャベツやレタスに玉ねぎを少しずつ加え、更にイカとエビなどの魚介類を追加して仕上げます。
味つけはドレッシングでも良いですが、酢や塩で整えるのもありです。
腎臓病では塩の摂取が難しいと思いがちですが、量を考えてレシピ通りであれば問題ないといえます。
重要なのは過剰摂取を防ぎ、腎臓の負担を回避することです。
魚介類のサラダは、全ての具材を少量ずつバランス良く、合計100g程度になるように作りましょう。
酢は大さじ2分の1程度、そこに大さじ1のオイルと塩を少々加えるとできあがりです。
塩の量は1gだと多いですから、ひとつまみではなくあくまでも少々に留めます。
和食と同様に果物の缶詰などを添えたら、腎臓病向けの健康的な洋食レシピの完成となります。

夕食レシピ

夕食向けのレシピとしては、煮物を中心に考えたメニューが選択肢の1つです。
肉じゃがだと、ニンジンやじゃがいもにさやえんどうをベースに、牛もも肉を1口大に切って加えます。
具材の量の目安は、ニンジンが20gほどでじゃがいもは80gくらい、これで量的な満足感を増やします。
さやえんどうは食感や見た目を加える意味で入れますから、あまり量は多くなくても構わないです。
肉はたんぱく質の摂り過ぎに繋がるものの、30g程度なら問題がないと思われます。
ただし、細かく切ると満足感が薄まり、食べた感じがしなくなりますから、気持ち大きめに切るのが正解です。
牛もも肉は食感が良好で、鶏肉や豚肉と比べて100gあたりのタンパク質が控えめです。
その為、腎臓病患者さん向けの肉料理で良く使われています。
味つけは、やはりダシをきかせて醤油を控えめにしたり、みりんとお酒で補うのがベストです。
肉じゃがだけでは寂しいので、ナス焼きや揚げナスと和え物を加えると、量的にもバランス的にも改善されます。
ナスは半分に切って縦に切れ目を入れ、焼いたり揚げて調理したらすりおろしの生姜と少量の醤油でいただきます。
和え物にはワカメときゅうりの酢の物がおすすめで、酢小さじ2に対して砂糖小さじ1と、醤油小さじ4分の1を加えて和えれば完成です。

この記事のまとめ
　腎臓にかかる負担を減らすため、塩分の取り過ぎやタンパク質摂取量などに注意して、美味しい食生活を送れるように工夫しましょう！

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腎臓病の食事療法

　タンパク質の制限が大切です
　高老廃物の排出や血圧の調整、血圧を作るホルモンを出すなどさまざまな働きを担っているものが腎臓です。
　腎臓の働きが低下した状態が腎臓病であり、その原因の一つとしてあげられるものが食生活です。
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