糖質制限で糖質コントロール

糖質制限carbohydrate restriction

2020年5月1日掲載 / 2020年5月12日更新

近年糖質制限が注目されており、

ダイエットはもちろんのこと様々な食品においても

糖質ゼロのものが販売されています。

糖質とは甘い砂糖だけでなく

イモ類や穀類、果物に多く含まれているものであり、

体を作るうえで大切な栄養素で、エネルギーの源になるものです。

ごはんなどの炭水化物も糖質と考えられていますが、

炭水化物の場合は糖質の他に食物繊維が含まれています

糖質コントロールの重要性
　

糖質制限の注意点
　

最も一般的な制限方法

糖質コントロールの重要性

糖質の場合、体の中に取り入れられると多くのものは

消化や吸収をされてやがてブドウ糖に分解され、

血液の流れにのって全身に運ばれ、

体を動かすために必要なエネルギーとして作用をしていきます。

ですが、

必要以上に糖質を摂取した場合、

あまったブドウ糖は脂肪に変換をしてしまい体脂肪として体に蓄積されます。

また糖質があまりにも高い食事をすると

血液中の血糖値の量が急激に上昇をして、

食べた後もなかなか血糖値が下がらなくなり

生活習慣病である糖尿病などに罹患する可能性が高くなります。

さらに血液の状態も悪くなってくるので、

サイレントキラーと呼ばれる動脈硬化を引き起こしてしまいます。

逆に少ない場合はエネルギー不足の状態になるので、

疲れやすくなるほか筋肉量が低下をし、

基礎代謝が低下してしまう恐れがあります。

またブドウ糖の場合、

脳のエネルギー源となっているので不足を起こすことにより、

集中力が低下して脳が正常に働くのを妨げるリスクも出てきてしまいます。

このように糖質は多く摂りすぎてしまっても少なすぎても体に影響を及ぼします。

糖質のコントロールをしっかりと行っていくことが大切であり、

その方法が糖質制限となります。

糖質制限の注意点

糖質制限において

どのくらいの量を減らすのが良いのかは明確に決められていません。

糖質には様々な種類があり、

単に炭水化物を減らしたとしても、

その人にとって適切な量なのかはわからないからです。

どのくらいまで減らせるのかが決められていないため、

必要以上に糖質制限を行ってしまい、

体に悪影響を与えることもあります。

そのため糖質制限を行う場合は自分の体質や体調をしっかりと見極めて行わなくてはなりません。

最も一般的な制限方法

一般的な制限方法として、

砂糖が入った甘い食べ物に代えて

チーズや牛乳、ヨーグルトやナッツ類を食べることがあげられます。

チーズや牛乳などにはタンパク質が多く含まれるので、

お腹のもちが良く、

ゆっくり吸収されていく特徴があります。

なおヨーグルトには無糖と加糖があり、

糖質制限を行うのであれば無糖タイプを選ぶことが大切です。

果物を入れて食べやすくするのも一つの方法ですが、

果物自体も果糖と呼ばれる糖質が含まれているので注意してください。

この記事のまとめ
体では糖質が少なくなると生き残るために

体内にある脂肪を分解しエネルギーを作り出します。

この方法を利用したものが糖質の制限であり、

目に見える脂肪の他に内臓脂肪も減少させることができます。

また摂取カロリー自体は制限をしないので、

いつものように食事をすることが可能です。