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歯周病は糖尿病の合併症の一つです
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糖尿病と歯科治療
diabetes mellitus
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2019年8月31日掲載 / 2020年1月17日更新
目次
糖尿病について
症状
診断
分類
治療
糖尿病と歯科治療について
糖尿病について
糖尿病は
インスリン作用の異常による慢性高血糖
が特徴的で、長期間にわたる罹患は様々な合併症や動脈硬化症を引き起こすことがあります。
また、感染症を合併することがあって、その治癒に長期間を要することがあります。
症状
高血糖による症状としては、多飲、多尿、口喝、全身倦怠感などが発現し、重症化するとアセトン臭とともに意識障害に至ることがあります。
また、合併症としては視力障害、神経痛、浮腫や動脈硬化症なども生じます。
歯科疾患としては
歯周病も代表的な合併症
です。
診断
高血糖であることが診断に必要となります。
そのために
早朝空腹時血糖値、随時血糖値、75g経口ブドウ糖負荷試験後の血糖値およびHbA1c(グリコヘモグロビン)
を参考にして糖尿病型かどうかを判断します。
血糖値とHbA1cのどちらか一方だけが糖尿病型だった場合、再検査が必要です。
再検査でも糖尿病型だった場合は、糖尿病と診断されます。
分類
1型糖尿病
インスリンを作っている膵臓のβ細胞が壊れてしまうことによってインスリン量が欠乏するのが原因です。
若年者に多く自己免疫機序が発症に関わっているとされており、突然発症する傾向が強いです。
一度発症すると、必ずインスリン投与が必要となります。
2型糖尿病
膵臓のβ細胞が疲弊することによってインスリン分泌不全が生じることが原因です。
成人の糖尿病の約9割がこの2型糖尿病です。
生活習慣(喫煙、飲酒、運動不足、ストレス、肥満など)や加齢なども関与して中年以降に発症することが多いです。
進行具合によってはインスリン治療が必要になることがあります。
高血圧症の患者さんはそうでない人に比べて、糖尿病を合併する割合が高いです。
治療
食事療法
糖尿病と診断された場合、食事制限は特にありません。
ただし、食事中の栄養バランスと総摂取エネルギーをコントロールする必要があります。
詳しい内容は
こちら
からどうぞ。
運動療法
適度な運動をすることによって、体内のインスリン感受性が向上しインスリンが効きやすい体になります。
経口血糖降下薬やインスリン療法などの薬物療法を行っている患者さんは、運動中に低血糖になる可能性があります。
運動時はブドウ糖やジュースなどを持ち歩くように注意しましょう。
また、運動する時間帯は、低血糖の心配が少ない食後に行うと良いです。
薬物療法
食事療法や運動療法で良好な結果が得られない場合は薬物療法を開始します。
糖尿病と歯科治療について
糖尿病の状態確認して治療しましょう
糖尿病患者は
代謝異常による感染防御機構の機能低下によって易感染性であり感染の合併頻度が高い
です。
そのため、治療開始前に患者さんがまず糖尿病に罹っているかどうかを確認することがとても大切です。
また、糖尿病に罹患している場合は、
かかりつけ医に対診をとって治療内容やコントロール状態を把握
する必要があります。
特に抜歯などの外科処置を行う際は術後感染のリスクが高いため、処置を行える状態であるかをしっかり見極めなければいけません。
目安としては、
術前のHbA1cは6.9%未満
、あるいは「糖尿病専門医研修ガイドブック」 に従い
空腹時血糖100〜140mg/dL、もしくは食後血糖160〜200mg/dL
となります。
口渇について
糖尿病患者の多くが口喝と多飲を症状として訴えます。
そのため、歯科受診時にそれらを主訴としている場合は、糖尿病が原因となっている可能性について考えます。
歯周病と糖尿病
歯周病は糖尿病の合併症の一つであり、歯周病患者の多くに糖尿病患者がいます。
そして、
歯周病治療を進めていくことが糖尿病の改善につながる
ことも少なくないです。
この記事のまとめ
歯科治療を行う前に糖尿病の状態確認を優先しましょう。特に抜歯などの観血的処置は糖尿病が重度の場合は出来ないことが多いです。かかりつけ内科に対診する必要があります。また、歯周病は糖尿病の合併症の一つです。歯周病治療を行うことによって糖尿病の改善も期待できます。
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血圧がコントロールされている状態で歯科治療します
高血圧症の患者さんを治療する時はモニターをつけるのが基本となります。
歯科治療を受けるときに、治療への不安や治療時の疼痛などによって、血圧が急上昇することがあり、血圧の急激な上昇は心血管病を悪化させるリスクが高いです。
続きは
こちら
から。
慢性肝炎と歯科治療
ウイルス性肝炎では感染予防対策が必要です
治療をする際に最も注意すべきが
ウイルス性肝炎
で、
C・B型肝炎ウイルスは血液から感染
するので、歯科従事者だけでなく歯科診療行為によって他の患者へ感染さえる可能性もあります。
使用した器具の取り扱い・消毒は徹底させるべきです。
続きは
こちら
から。
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