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インプラントの歯周病【インプラント周囲炎】
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令和元年10月8日 掲載 / 2020年5月10日 更新
目次
インプラントも歯周病になります!!
炎症状態による分類
インプラント周囲炎の原因
インプラント周囲炎の症状
インプラント周囲炎の治療
インプラント周囲炎の費用
インプラント周囲炎の予防
インプラントも歯周病になります!!
インプラントはチタンという金属で作られているため
虫歯になることはありません。
しかし、天然歯の清掃が不十分だと歯周病になるように、
インプラント周囲の清掃を怠っていると
歯周病になってしまう可能性があります。
そして、歯周病になってしまった場合は
天然歯のものと比べると治療困難となることが多いです。
炎症状態による分類
まず、炎症の状態によって
「インプラント周囲粘膜炎」と「インプラント周囲炎」に分けられます。
インプラント周囲粘膜炎
磨き残しによる歯垢が原因でインプラント周囲に炎症が生じていますが、炎症状態は軽度で歯茎・粘膜に限定しています。歯周ポケットからの出血があります。
インプラント周囲炎
炎症が進行してインプラントを支えている骨が溶け始めた状態です。
このインプラント周囲炎がさらに進行すると、埋め込んだインプラントがぐらつき、最終的には抜け落ちてしまうことがあります。
インプラント周囲炎の原因
基本的な原因やメカニズムは歯周病と同じです。
毎日のケアが不十分だと、
歯垢がインプラント周囲に残って、
そこに歯周病の原因細菌が増殖し、
インプラントの周囲組織に感染します。
また、歯周病や糖尿病の既往があったり、
歯並びや噛み合わせが悪かったり、
喫煙習慣があったりすると
インプラント周囲炎のリスクを高めることになります。
インプラント周囲炎の症状
インプラント周囲の炎症初期は自覚症状がほとんどありません。
そのため、初期の方では発症していることに気づきにくいです。
しかし、進行すると腫れたり、出血したり、痛んだり、排膿したりといった
炎症にともなう症状がみられます。
また、インプラントの場合、
歯周病の進行するスピードが天然歯に比べると早いのが特徴です。
これはインプラントが人工物のため、
本来備わっている免疫機構が十分に機能せず、
細菌に対する抵抗力は弱くなっているからです。
インプラント周囲炎の治療
基本的には歯周病と同様の流れになります。
インプラントに付着した
バイオフィルムや歯石を徹底的に除去することを目的とします。
@日々のブラッシング指導によるプラークコントロール
⇒磨き残しが少なく効率の良い磨き方について歯科衛生士が指導します。
Aスケーリング・ルートプレーニング
⇒歯茎の周りや歯周ポケット内部の汚れ(バイオフィルムや歯石など)を取り除きます。
B歯周組織検査
⇒上記治療によって歯周組織の状態が改善したかどうかについて検討します。
C歯周外科手術
⇒Bで十分な改善がみられない場合には外科処置によって周囲組織の再生を行います。
上記Aについてですが、インプラントは骨との結合を高めるために表面を荒くする特殊加工しています。
そのため、この部位にバイオフィルムや歯石がつくと、それらを取り除くのは天然歯と比べると難しくなります。
これが原因で、インプラント周囲炎の治療は困難なものになっています。
インプラント周囲炎の治療費用
インプラント治療に保険適用はなく、全て自費診療になります。
そのためインプラント周囲炎の治療も
保険は適用されず自己負担となります。
ただし、インプラント周囲炎によってインプラントを除去しなければいけない場合、
症例によっては保険適用になることがあります。
なお、ほとんどの歯科医院ではインプラント治療に保証を付いています。
その内容は保証期間内のトラブルについては再治療するといったものです。
しかし、保障の条件として
定期的なメインテナンスを条件としていることがほとんどです。
自己判断でメインテナンスに行くことなくトラブルが生じたとしても
保証の対象外ということです。
インプラント治療を考えている方は、
当然のことですが保証内容やその条件について正確に把握しておきましょう。
インプラント周囲炎の予防
インプラント周囲炎だと自覚できた時には、
症状が進行していて取り返しのつかないことになりかねないため、
出来る限り初期段階で進行を食い止める必要があります。
これまでの研究で定期的なメインテナンスを怠った場合、
多くのインプラントでインプラント周囲炎が生じることが報告されています。
定期的にインプラント周囲の歯茎、歯周ポケット、動揺などについて検査を行い、
状態によってはレントゲン撮影で周囲骨の精査も必要となります。
歯周病にならないような口腔環境に整えて、
定期検診で維持することが重要となります。
この記事のまとめ
インプラントも歯周病になる可能性があり、なってしまったら天然歯と比べて治療困難です。そのため、インプラント歯周炎をいかに予防するかが重要となり、定期的なメインテナンスは必須だといえます。
インプラント治療
人工の歯根と歯冠による補綴
インプラントとは歯が抜けてしまった時に、抜けた歯の代わりとして
人工の歯根を埋め込み、その歯根の上に人工の歯冠を取り付けることで、失った歯を取り戻すという治療
です。
現在のところ保険治療はなく完全に自費診療となっています。
詳しくは
こちら
から。
インプラント手術のトラブル・合併症
インプラント体埋入時に生じる合併症について
インプラント手術中に急性発作または全身状態悪化を生じる可能性がある疾患には、
高血圧症
、
虚血性心疾患
(手術時に良好にコントロールされている場合でも、発作時の対応について十分に準備しておく)、
糖尿病
(糖尿病のコントロールとしては、HbA1c : 6.9 %以下、空腹時血糖値140 ml/dl以下、ケトン体 (-)程度であれば手術可能となる)、
脳血管障害
、
甲状腺機能亢進症
などがあります。
そのため、
患者の全身状態はかかりつけ医との対診などによって正確に把握
する必要があります。
続きは
こちら
から。
インプラントの費用【分割払い・ローンや医療費控除】
インプラント治療にかかる費用
歯のインプラント治療における費用は、1本当たり比較的安くても30万、高ければ50万円は掛かるとされています。
内訳は、総額50万円を要するケースの場合だと、検査や診断に掛かる費用が3万円前後で、手術代や被せものなどの合計が40万円ほどとなります。
残りは術後に必要な消毒や検診で、トータルでこれくらいの金額になるわけです。
続きは
こちら
から。
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