インプラント治療の分割払い・ローンと医療費控除

インプラント治療の費用implant costs

2020年2月5日掲載 / 2020年2月12日更新

歯のインプラント治療における費用は、1本当たり比較的安くても30万、高ければ50万円は掛かるとされています。

内訳は、総額50万円を要するケースの場合だと、検査や診断に掛かる費用が3万円前後で、手術代や被せものなどの合計が40万円ほどとなります。

残りは術後に必要な消毒や検診で、トータルでこれくらいの金額になるわけです。

インプラント治療の料金内訳
　

費用が高い理由
　

分割払いやローン払い
　

インプラントの医療費控除

インプラント治療の料金内訳

インプラント手術の料金が占める割合が最も多く、次いで人工歯や被せものといった費用が加わる形です。

顎の骨に人工の歯を固定する治療法ですから、手術代が高くなるのはやむを得ませんし、本数によって総額が上がるのも避けられないです。

ただ、都市部に比べて地方は少し安くなる傾向なので、地域差があるのは否定できないところです。

費用が高い理由

何故ここまで治療費の負担が大きいかといえば、それは保険適用外の自由診療だからです。

特定の病気などの患者さんで、症例が認められれば保険適用も有り得ますが、多くのケースでは対象外だといえるでしょう。

ちなみに、インプラントは材料そのものの価格が高めで、更に加工や治療を行う環境を整備する設備費も掛かります。

だからこそ治療費に反映されますし、患者さんの負担が大きくなってしまいます。

安全かつより良い治療が受けられるように、歯科医療の分野では教育に力が入れられます。

これもまたコストが上昇する要因の1つで、仕方がないと受け入れざるを得ないポイントです。

しかし、そうした取り組みのお陰で全国的に何処でも治療が受けられたり、安定した品質で長持ちする治療結果が得られます。

分割払いやローン払い

インプラントの費用が高額になるのは確かなので、多くの歯科クリニックでは分割払いやローンを提供しています。

現金で一括払いすることも可能ですが、複数回に分けて支払ったり、クレジットカードを利用する手もあります。

デンタルローンは審査を要しますが、融資が認められれば直ぐに費用を用意しなくても、先に治療を受けることができます。

インプラントの医療費控除

インプラントは医療費控除の対象なので、年間に総額10万円以上の医療費を支払っていれば、所得に応じた一部の所得税負担軽減が受けられます。

この治療法は1本でも10万円を優に超えますから、ほぼ間違いなく医療費控除の対象となるでしょう。

ただし、納税者による税務署への申告が条件なので、手続きを忘れないように気をつけたいものです。

医療費控除についての詳しい情報は
→ インプラント治療の医療費控除【申請方法と必要なもの】

顎にしっかりと固定されることや、自分の歯と同じ感覚で食事ができるなど、高額でも納得できる治療結果が手に入るので、十分検討に値する治療法だといえます。

この記事のまとめ
インプラント治療は高額であるが得られるメリットは大きい。支払いには分割払いやローンがあり、医療費控除も受けられる。

インプラントの歯周病【インプラント周囲炎】

インプラントも歯周病になります!!
インプラントはチタンという金属で作られているため虫歯になることはありません。

しかし、天然歯の清掃が不十分だと歯周病になるように、インプラント周囲の清掃を怠っていると歯周病になってしまう可能性があります。

そして、歯周病になってしまった場合は天然歯のものと比べると治療困難となることが多いです
続きはこちらから。

インプラント治療

人工の歯根と歯冠による補綴

インプラントとは歯が抜けてしまった時に、抜けた歯の代わりとして人工の歯根を埋め込み、その歯根の上に人工の歯冠を取り付けることで、失った歯を取り戻すという治療です。

現在のところ保険治療はなく完全に自費診療となっています。
詳しくはこちらから。

インプラント手術のトラブル・合併症

インプラント体埋入時に生じる合併症について
インプラント手術中に急性発作または全身状態悪化を生じる可能性がある疾患には、高血圧症、虚血性心疾患（手術時に良好にコントロールされている場合でも、発作時の対応について十分に準備しておく）、糖尿病（糖尿病のコントロールとしては、HbA1c : 6.9 %以下、空腹時血糖値140 ml/dl以下、ケトン体 (-)程度であれば手術可能となる）、脳血管障害、甲状腺機能亢進症などがあります。

そのため、患者の全身状態はかかりつけ医との対診などによって正確に把握する必要があります。
続きはこちらから。

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