2020年1月11日掲載 / 2020年1月16日更新
お酒を飲み過ぎると体を壊す恐れがある一方で、飲み方によっては健康を促進する効果も期待できます。
そう言われても、自分はいつも飲み過ぎてしまって困った状態になるという人もいるでしょう。
それなら飲酒の習慣を見直すことから始めてみてください。
必ずしも禁酒をする必要はなく、習慣を少し変えるだけでずいぶんと改善される場合があります。
目次
空腹時の飲酒は避けましょう
胃を保護する飲酒時にオススメの食べ物
アルコール度数が高いお酒を飲酒する時の注意点
飲酒前後の危険行為
空腹時の飲酒は避けましょう
たとえば、何も食べずに単独で飲んでいるなら、そのタイミングを変えてみることが大切です。
なぜなら空腹の状態でアルコールを胃の中に入れるのは健康面において好ましくないからです。
胃が空だとその分だけアルコールを吸収するスピードが速くなってしまいます。
その結果、酔ってしまうまでの時間も短くなってしまうのは当然です。
簡単に酔ってしまうと、中途半端に寝てしまって夜に寝付けなくなるなど、生活のリズムが狂う原因になります。
そこでポイントになるのは、できるだけで単独で飲まないようすることです。
言い換えると、食事の際に飲むのが理想的といえます。
もしくは軽くおやつを食べてから飲むなどの工夫をすると良いでしょう。
先に食べたもので胃の表面がコーディングされるので、一気にアルコールが吸収される心配がなくなります。
胃への刺激も緩和されるので荒れるリスクを減らせることもメリットの一つです。
酔いが回るのが遅くなるので飲むペースも抑えられます。
必ず事前に何かを口に入れることを絶対のルールとして定着させるように意識しましょう。
胃を保護する飲酒時にオススメの食べ物
もちろん食べるものは何でも良いというわけではありません。
できるだけ胃を保護することを念頭に置くことが大事です。
たとえば、脂肪分の多い食べものはその役割を果たしやすいです。
チーズもその一つなので、ブロック状のものを用意しておいて、毎回一つでも食べるようにすると良いでしょう。
なければ、代わりに牛乳を一杯飲むだけでも効果を期待できます。
固形物のように胃に長く残るわけではありませんが、アルコールが染みわたるのを妨げてくれます。
また、体内の栄養素について考慮することも忘れないでください。
なぜならアルコールを摂取すると、ビタミンは減ってしまいますしミネラルも失われるのが一般的からです。
したがって、それらが多く含まれている食品を食べることも重要な意味があります。
食物繊維も摂取したほうが良いので、まとめて摂取できるような野菜を見つけておくのが理想です。
また、体内でアルコールを処理するときは水が使われるので、飲んだ後は水分を多めにとっておくことも忘れないください。
放置していると、寝ている間に肌の乾燥を招くような事態になりかねません。
アルコール度数が高いお酒を飲酒する時の注意点
また、一口にお酒といっても非常に多くの種類があります。
アルコールの度数がそれぞれ異なっており、体への影響や酔いやすさもさまざまです。
もちろん度数が高いほど体への刺激は大きなものになります。
血液内の濃度も高まることになるので、それに伴って酔いやすくなるのも明らかです。
体は必死にアルコールを分解しようとします。
その際に最も大きなダメージを受けるのは肝臓です。
分解するために多大な負担を負うことになるので、本来の機能が阻害されてしまう恐れがあります。
そのため、度数の高いものを飲むときは、できるだけストレートは避けるようにしましょう。
水や氷で薄めるだけでも、ずいぶんと体への刺激を抑えられるようになります。
また、飲んだ後に度数の低い酒を飲んで影響を和らげる方法もありますが、下手をすると酔いを加速させることになるので要注意です。
いずれにせよ濃度について警戒を強めることが最初の一歩になるでしょう。
飲酒前後の禁止行為
また、飲酒後の行動もセットで考えておくことが欠かせません。
たとえば即座に激しく汗をかくようなことをするのは厳禁です。
すぐにサウナに入る人もいますが非常に危険な行為なのでマネをしないでください。
汗をかくとアルコールが抜けていくように思えるかもしれませんが、それは全くの勘違いです。
実際には水分が抜けているだけであり、アルコールは体に残ったままです。
そのため、体の急激な渇きを招くことになるでしょう。
アルコールの分解にも支障が出てしまいますし、血圧が上がって危険な状態になる人もいます。
つまり、何もメリットのない行動であるため、飲酒の後のサウナは控えなければなりません。
激しいスポーツも同様の理由で禁止だと考えておきましょう。
そもそも酔っている状態で運動をするのは、転倒などで大怪我をするリスクもあります。
そのため、いろいろな意味でしばらくは大人しくしたほうが安全です。
また、逆に運動やサウナの後にお酒をたしなむのも健康的な飲み方とはいえません。
なぜなら血液循環が盛んになっており、アルコールが全身に回るスピードも速くなっているからです。
そのため普段よりもずっと短い時間で酔うことになります。
運動やサウナの直後に冷えたビールを飲みたくなっても我慢しましょう。
この記事のまとめ
お酒を継続して楽しむためにも健康には気を付けなければいけません。注意事項を守って安全な飲酒を心掛けましょう!!
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