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歯の着色汚れの原因と予防【飲食物・歯石・加齢】

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歯の着色汚れの原因と予防【飲食物・歯石・加齢】tooth coloring

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2020年6月20日 掲載 / 2020年6月21日 更新



歯の着色



歯が着色してしまう原因は様々ですが、

口にする飲食物時間を掛けて蓄積するもの、

加齢といったものに大別されます。



歯の着色汚れ



目次
  飲食物
  歯石の蓄積
  加齢



飲食物

飲食物はコーヒーや紅茶、そして赤ワインといった飲み物に含まれる、

ポリフェノールが原因になることが多いです。

コーヒーだとクロロゲン酸、

紅茶は紅茶ポリフェノールで

赤ワインはアントシアニンと、

ポリフェノールといっても多岐にわたります。

しかも、1つの飲み物に複数のポリフェノールが含まれていたりするので、

着色を引き起こす要素を1つに絞り込むのは難しいです。

食べ物だと、

カレーに含まれるクルクミンや

チョコレートのカカオポリフェノールが色をつけます。


歯は表面がエナメル質で覆われていますが、

その周りにはタンパク質のペクリルが存在します。

飲食物のポリフェノールがペクリルに触れると、

結びつきが発生して着色へと至ります。

これがステインと呼ばれる着色汚れで、

ブラッシングをしても簡単に落ちない状態になるわけです。


飲食物による汚れを防ぐには、

口に含んだ後に、

あまり時間をおかずにブラッシングをするのが基本となります。

ただ、こまめに磨いたり気をつけていても、

少しずつ色が濃くなってしまうので、

ホワイトニング用の歯磨き粉を使って濃くならないようにすることが必要です。

研磨剤入りで磨くと、

表面に小さい傷がついて汚れが入り込み落としにくくなるので、

研磨剤の少ないものが理想的です。

色がかなり濃くなってしまうと、

磨くだけで対処するのは困難ですから、

クリニックに相談してクリーニングしてもらう必要があるでしょう。

薬品を使うホワイトニングは強力ですから、

長年悩みを抱えていても諦めずに済みます。



歯石の蓄積

歯石の蓄積が着色に繋がっている場合は、

いわゆる脱灰の進行が黄ばみやツヤの低下を引き起こしています。

エナメル質は唾液によって再石灰化が行われ、

溶け出たミネラル分が補充されて保たれます。

ところが、食べかすが溜まったり放置してしまうと、

ミュータンス菌が食べかすに含まれる糖分を食べて増殖します。

その際に酸が作られ、

酸によってミネラル分が溶け出す脱灰が起こりますが、

健康な口腔内だと正常に再石灰化されるので大丈夫です。

しかし、口腔内のphが中性から外れてしまうと、

十分に再石灰化せず黄ばみ始めます。

黄ばみの発生と共にツヤや透明感が損なわれるので、

放置すると汚く見える原因になります。


歯石そのものも汚れの原因の1つですが、

プラークで知られる食べかすの放置が根本的な問題です。

つまり、

ブラッシングやデンタルフロスで徹底的にお手入れをすることが、

食べかすを除去して色がつくのを防止する方法となります。

プラークが24時間以上口腔内に留まると脱灰が進むので、

口腔ケアを怠ったり不十分だと症状は食い止められないです。

進んでしまった着色については、

ブラッシングでは取れない汚れをクリニックで落としてもらい、

指導を受けて正しいケアを心掛けるようにするのが改善に役立ちます。

虫歯の放置も脱灰の原因ですから、

しっかりと治療して再発を防ぐのが賢明です。

飲食物や口内環境に問題がある場合は、

ブラッシングなどのケアで進行を食い止めたり、

改善できる可能性があります。



加齢

加齢が原因になっているケースだと、

ブラッシングや治療では対応が困難です。

生まれつき黄色く見える人も同様に、

漂白しなければ取り除けない色ですから、

やはりクリニックで施術を受ける必要性が出てきます。

薬剤で黄ばみの成分を分解しますから、

洗濯物の黄ばみ落としと同じく、

白さが蘇って綺麗になります。

ポリフェノールを含む食べ物や飲み物は、

口にする頻度を減らすことが予防に結びつきます。

唾液は再石灰化に不可欠ですが、

早食いをすると十分に分泌されないので、

咀嚼を意識して噛むように心掛けるのが良いでしょう。

ストレスや水分不足に関しては、

気分転換やストレス発散、こまめな水分補給で対処します。



この記事のまとめ
歯の着色には様々な原因があり、原因を突き止めることが、症状改善の第一歩となります。
初期の着色についてはホワイトニング歯磨き粉などで対応出来ます。しかし、かなり進んでしまった着色汚れについてはクリニックで治療する必要があります。



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歯磨き粉の機内持ち込み


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実際に国際線に乗る場合には、

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歯磨き粉を持ち込むというケースです。

飛行機内に持ち込むこと自体は可能ですが、

実はいくつかの制限が設けられています。
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研磨剤入りの歯磨き粉のメリットとしては、

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しかし落とす力が強すぎるため、

歯への負担が非常に大きくなってしまいます。

そのため毎日使うのは控え、例えば週末だけにステイン対策として使用するなど、使い方の工夫が求められます。

つまり、しっかりとした
使い分けが肝心であるということです。
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磨き残しを無くすための、効果的な歯の磨き方
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