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歯科衛生士のお仕事【診療補助や保健指導】

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歯科衛生士のお仕事dental hygienist work

ホーム歯科の注目記事 > 歯周病と糖尿病の相互関係
2020年8月5日 掲載 / 2020年8月10日 更新



歯科衛生士のお仕事



歯科衛生士の仕事内容は、次のような業務内容が法律で定められています。

業務内容は、予防処置と診療補助と歯科保健指導から成り立っています。

予防処置は具体的には、

歯石の除去やフッ素塗布が法律では記されています。

但しそれ以外の診療補助と歯科保健指導については、

具体的に何ができるとは定められていません。



歯科衛生士



目次
  絶対的歯科医行為と相対的歯科医行為
  診療以外の多岐にわたる業務内容
  歯科保健指導



絶対的歯科医行為と相対的歯科医行為

歯科衛生士の資格があっても、歯科クリニックで行われている医療行為の全ては行えないです。

歯科クリニックの医療行為の中には、

診療補助でもできる
相対的歯科医行為と、

専門の医師しかできない
絶対的歯科医行為があります。

絶対的歯科医行為とは、虫歯などで歯を専用器具で削ったり、

外科的にメスを使った歯茎の切開や抜歯などの観血的処置を行ったり、

噛み合わせや審美的な改善を目的とした歯科矯正を行ったり、

歯石除去前の痛みを緩和するための笑気ガスや麻酔の注射などを行う事などがそうです。

一方、歯科衛生士が可能な相対的歯科医行為は、

医師の指導の下で行われる補助的な医療行為です。

具体的に歯科医師会が定めている相対的歯科医行為を、以下に紹介していきます。

保存治療では、インレー(歯の詰め物)などの研磨や噛み合わせの矯正治療器具の調整までは経験と能力があれば可能です。

歯周病の治療では、治療前に行う表面麻酔の塗布や、歯周病菌の採取や歯の正面の研磨や歯石や歯科治療で残ったボンドの除去なども行えます。

他には採取した歯周組織の検査や歯科治療前の準備行為や、

治療後のクラウンやブリッジのかみ合わせなどの調整も経験とスキルがあれば認められています。

それ以外にも口臭や味覚の検査業務や、

小児治療前の準備業務の全般を補助的に行う事が可能です。

麻酔に伴う注射を使わない表面麻酔も認められる場合があります。

かなり高度な経験とスキルが要求される業務も行えますが、全て歯科医師の監督下でしか行えません




診療以外の多岐にわたる業務内容

その他にも歯科衛生士の仕事には、次のような助手業務が含まれています。

受付では、保険証や診察券の確認をしたり、カルテの作成や患者に対して問診表の記入を依頼する事も行います。

また治療が終了した後に、診療報酬の計算を行って会計処理も行います。

そして歯科治療の場合は、基本的に何回も通院治療を行う事が通例なので、

次回の予約の確認と管理もしています。

また待合室の清掃を行ったり、コロナなどの感染症の除菌対策もします。

そして毎月の月末には、その月の歯科診療報酬を計算して管理する会計の仕事も行います。

また電話やネット予約の連絡が来た場合に、その受付対応もします。

歯科クリニックでは医薬品や、各種関連業者との取引も行っているので、

その対応も行っています。

健康診断などの定期健診も行っているので、

その案内や受付や管理も仕事です。

歯科クリニックでは薬の院内調合や調剤業務をしたり、

医師が治療を行う前の全ての準備も行ってます。

歯科治療で用いた器機や器具は使い捨てではないので、

滅菌処理をしたり片付けて管理する業務も行います。

患者さんによっては車椅子や歩行器で来院する場合もあるので、

そういった患者さんを院内へ誘導する介助や、歯科医師の治療中のサポートもやってます。





歯科保健指導

上記のような歯科助手の仕事は、歯科衛生士の資格さえあれば未経験であっても行う事が可能です。

それ以外に重要な業務に、治療後に行う歯科指導があります。

歯科指導では、自宅で使っている歯ブラシを持参してもらって、

歯垢に反応する赤などの染色剤でうがいしてから歯磨きをしてもらいます。

その後に歯の磨き残し箇所を確認して、

そこが磨けていないと指摘して完全に除去できるまで指導します。

また歯磨き以外に使うグッズの紹介や、

小児歯科の場合は子供の歯磨きの習慣を付けさせる啓発指導も行っています。





この記事のまとめ
歯科衛生士は診療業務だけでなく、受付対応や来院予約、診療器具の準備・管理、医院の清掃など様々な業務を行っています。まさに歯科医院の運営には欠かすことが出来ない存在なのです。



歯周病治療と予防方法



歯周病治療と予防方法


歯周病の治療方法は大きく2種類ある
歯周病が疑われる場合、まずは検査を実施して症状の進行度を確認します。

そして、適切な治療方法が選択されますが、その治療方法は大きく2種類に分けられます。

まずは、症状の進行度にかかわらず行われる基本治療で、

最初にこの疾患の原因となる歯垢(プラーク)や歯石を取り除いた上で、

歯の表面をきれいにすることでプラークが付着しにくくします。
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歯科医院の新型コロナウイルス感染症対策



歯科医院の新型コロナウイルス感染症対策


歯科医院で実施している新型コロナウイルス感染症対策
歯科医院で実施している新型コロナウイルス感染症対策についてまとめてあります。
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歯周病対策=新型コロナウイルス感染症対策



歯周病治療で新型コロナウイルス感染症対策


歯周病治療が新型コロナウイルス感染症対策に繋がる?
歯周病が発症している状態は、少なからず口腔状態が悪化しています。

口腔内の免疫が低下しているわけですが、これは全身の免疫が低いとも考えられます。

歯周病になると糖尿病リスクが高まるのは有名な話です。

つまり、健康な口腔環境の人と比較して新型コロナウイルスの感染リスクが高くなります。
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歯の効果的な磨き方【磨き残し(プラーク)ゼロへ】



歯の磨き方


磨き残しを無くすための、効果的な歯の磨き方
歯をうまく磨きたいなら、

まずは歯磨きの必要性を把握する必要があります。

プラーク(または歯垢:歯の汚れ)を除去せずに放置していると、

虫歯や歯周病を招いてしまいます。

しかし、プラークは歯と同じ色で分かりにくいうえに、

水やお湯でゆすぐだけでは取り切れません。

そのため効果的な歯の磨き方とは、

プラークが溜まりやすいところを重点的に磨く方法を指します。
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赤ちゃんの正しい歯磨きの仕方



赤ちゃんの歯磨き


赤ちゃんの歯磨き方法
生後6ヶ月を迎えた頃から

赤ちゃんの口内において乳歯が生え始めるため、

生後6ヶ月から口内を高い頻度で確認するようにし、

1本でも見つけられたら歯磨きを開始してあげましょう!!
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などについて解説します!!

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